サッカーと中学受験の両立体験記

ジュニアユース、中学受験、サッカー少年のケガ

サッカー少年の受験校選び① 

前回の記事から時間があいてしまいました!

多数の方にアクセス頂いておりまして、今回はサッカー少年の中学受験での学校選びについて、お話ししたいと思います。

 

あくまで小学校6年生も最後までサッカーチームで一生懸命サッカーを続けながら中学受験も両立したい子の学校選びです。

目的によって学校選びも変わってきます。

とにかく偏差値の高い学校を目指したい、御三家に行きたい、というご家庭は、

遅くても小6の夏からサッカーよりも中学受験を優先せざるを得ないかもしれません。

特に東京の御三家レベルとなると、志望校別の集中特訓や模試などを受けて、同じ目標を持つ仲間たちと切磋琢磨する必要があるように感じます。

土曜特訓、日曜はテスト、というスケジュールになるので、サッカーの試合と重なってしまうと思います。

御三家を目指す子たちは本当に努力しており、睡眠時間を削って必死で勉強していますよね。

ただ、第一志望校にチャレンジしてダメならば高校受験でリベンジという選択肢もあります。

例えば御三家や国立校などどうしても行きたい学校があって、小学校のサッカーも最後まで続けたいということなら、高校受験でも再度チャンスはあります。

高校でも受験できる開成、筑駒、筑波大附属、早慶を目指すという道もあると思います。

 

 

一方、我が家の場合、中学受験をすると決めたのは小学校5年生(小4の2月)でした。

これまでの記事で述べてきたとおり、中学受験をする理由は

中高一貫校に入って高校受験を回避し、サッカーに打ち込める環境を手に入れる、中学の勉強は塾ではなく学校でしっかり行う」

ためでした。

小学校の6年生の夏休みに、ジュニアユースのチームから内定を頂くまでは、

本人が望むジュニアユースのチームに入れなかった場合を考えて、

中学のサッカー部の活動が充実している学校を調べました。

また、その中でも、中高一貫の学習のカリキュラムが充実している学校が良いなと考えていました。

 

まず調べたのは、

1.東京都中学校総体(都大会)に出場しているチームと試合結果です。

第1支部から第11支部の地区予選を勝ち抜いた学校が出場することができる大会ということになりますので、都内のサッカー部が強い中学校(注)をだいたい把握することができます。

都大会で戦績の良い学校をリストアップして、その学校の偏差値を調べました。

例えば、2023年度の出場チーム

修徳
郷中
駒場東邦
暁星中
攻玉社
矢口中
高輪中
慶応義塾
成城中
船橋希望中
都市大付属中
多摩大学目黒中
筑波大附属駒場
武蔵中
國學院久我山
石神井
関中
早稲田大学高等学院
駿台学園
西池袋中
日大豊山
学習院
巣鴨
東京朝鮮第一初中級
開成中
かえつ有明
東京朝鮮第四中
足立第九中
金町中
清新第一中
東葛西
有明
新小岩
日大三
稲城第三中
鑓水中
坂上
由木中
宮上中
青梅第二中
東海大菅生
明大明治
府中第六中
浅間中
神代中
早稲田実業学校
多摩辺中
立川第二・第三中
桐朋
田無第一中
武蔵村山第一中
東村山第二中
三原・大賀郷・富士中

です。赤字が中高一貫校(25校)です。

そして、偏差値や校風、所在地をこちらの本で調べました。

ネットで学校を検索するよりも、本を片手に調べる方が効率的でした。

 

 

都大会ベスト8はすべて私立で、

修徳

明大明治

東海大菅生

攻玉社

日大三

暁星中

多摩大目黒中

駒場東邦

青字がベスト4で、優勝校は修徳中です。

なお、修徳中と多摩大目黒中は、サッカーで内定をもらっている生徒も一定の数いるようです。

 

(注)と書いたのは、実はここで、進学先となる高校でのサッカー部の戦績も考慮する必要があるからです。

 

先ほどのベスト8の学校のうち、駒場東邦は、高校サッカーでの戦績はあまり良くありません。

2022年度全国高校サッカーインターハイ(総体)東京予選南支部  2回戦敗退

2023年度全国高校サッカーインターハイ(総体)東京予選南支部  2回戦敗退

インターハイの東京予選は、

支部予選→1次トーナメント→2次トーナメント

となっていますが、少なくとも1次トーナメントに進める高校でないと、小学校6年生までサッカーを熱くやっていた選手には物足りないと思います。

駒場東邦は、高校生になると大学受験モードになるのかもしれません。

また、高校(高体連)サッカーには、中学ではジュニアユースのクラブチーム(中体連には出場できない)でやっていた子がたくさん入ってきますので、中学(中体連)サッカーよりも高校(高体連)サッカーの方がレベルが高いことも影響しているはずですね。

参考までに、全国高校サッカー選手権大会のガイドブック(↓)で、出場選手の中学での出身チームを見ると、ほとんどがジュニアユースチーム出身です。

 

 

上記のように、中学の都大会で戦績が良い学校でも、高校になるとガラッと勉強モードに変わる学校もありそうです。

したがって、中学サッカーの戦績を調べたのちに、

高校サッカーの戦績も一緒に調べる

ことをおすすめします。

特に中体連のサッカーでは、たまたま学年に2,3人身体が大きくて上手な子が入るだけで、意外と勝ち進めてしまったりします。

テクニックのあるサッカー偏差値の高い子は、だいたい中学ではジュニアユースチームに入っていて、中体連の大会には出てこないからです。

 

次の記事では、

その中学のサッカー部がアクティブかどうか調べることのできるもう一つの方法をご紹介します。