サッカーと中学受験の両立体験記

ジュニアユース、中学受験、サッカー少年のケガ

なぜ中学受験をしたか

前回は、サッカーのクラブチームでの活動と中学受験の両立について、お話ししました。

我が家の周りでは、セレクションを受けてジュニアユースのチームに内定して、なお中学受験もするという子はかなりレアでした。

ジュニアユースのチームに入る子は、サッカーが強い高校に進学するつもりで、中学は公立中学という子がほとんどでした。

 

そもそも、なぜ中学受験をするのか。

 

それについては5年生の時に、息子と話し合いました。 

中学受験をすることは、つまり中高一貫校に進学するということであり、高校受験はありません。

ジュニアユースに通う中学生の話を聞くと、

公立中に通う子は、中2あたりから高校受験に向けた準備が本格的になるので、

ジュニアユースと高校受験の両立がものすごく大変になるということをよく耳にしました。

また、首都圏では、公立中学の授業だけではもちろん高校受験には太刀打ちできないため、塾にも通わなければなりません。(ほとんどの子が中1から通っているようです)

当然、夏期講習や週末の模試もあるわけです。

さらに、ジュニアユースのチームは小学生の時のチームほど近くはなく、終わる時間も遅いので、平日3回は帰宅時間が22時頃になります。

ジュニアユースの活動との両立が大変であることは想像に難くない…です。

中高一貫校に行ったら好きなことに打ち込めそう、と本人が思ったのが、中学受験に踏み切った理由です。

ちょうどその頃テレビドラマで「二月の勝者」を観ていて、それに出てくるサッカー少年の話も、影響しなかったわけではなかったと思います(笑)

ストーリーをご存じない方はぜひこちらから・・(^^)

 

 

 

私の個人的な考えですが、中学生のうちは学校の授業でしっかりと勉強し、放課後や週末は塾ではなく自分の好きなことに使える生活が理想的だと思っています。

13-15歳という時期に、好きなスポーツや芸術に触れたり、友達と遊ぶということが、心の成長には大事だと考えています。

 

ですから、中高一貫校に入って、学校でしっかり勉強して勉強も疎かにするわけでもなく、ジュニアユースの活動も思いきり楽しむ、という選択をしました。

 

高校はもちろん内部進学する予定ですが、高校の部活でサッカーするか、クラブチームのユースでサッカーするかは、もちろんまだ決めていません。

本人がやりたい方を選べばよいかなと思っています。

 

実際に私立の中高一貫校に進学し、うちの息子の場合はこの選択でとてもよかったなと思っています。

学校の友達もそれぞれ自分の好きなことに打ち込んでいますし、定期テスト前には協力して勉強を教えあったり、体育祭などの行事もエンジョイしています。

サッカーはクラブチームでハイレベルなチームメイトに恵まれ、成長できています。

クラブチームの活動は帰りが遅く、帰ってきてから勉強する時間はないので、学校の授業中に集中して勉強するようにしていたところ、実力テストでは学年で10番以内に入ることができていました。

決まった時間に集中して勉強する習慣は、小学校6年生のときにサッカーと中学受験の両立を頑張った経験が生きていると感じました。

 

今、サッカーと中学受験の両立を頑張られている皆さん、渦中の時はつらいことがたくさんあると思いますが、必ず自分に何かを残してくれます。

ぜひ最後まであきらめずに頑張ってください!

 

次回は、サッカー少年の中学受験の志望校の選び方について、ご紹介できればと思っています。